三重県からアトリエ・パレットさんと、今春から絵画教室をスタートするもっさんみいこさんと赤座の3名で約3時間ワークショップをしてみました。
まず5つの項目を書いてもらいました。
- お金(収入)
- やりがい
- 知名度
- 時間(自由度)
- その他
「絵画教室をする上で、大切なのはどれですか?順位をつけてください。」という設問をしました。
面白かったのは最初、お二人とも同じものを選んだのですが、話し合いを重ねた終了時間近くには揃って順位が入れ替わりました。
どんなことが今、経営的に問題なのか話してもらいました。
パレットさんは私のアトリエと比べると高額な経費をかけているのでその理由をお尋ねしました。
その方なりの背景があり動かせない事情があることが伝わってきます。
ただ「絶対に無理!」と思い込んだら現状は動かないし相談することの意味もありません。多少でも他者の意見を参考にすることが現状打破につながるのではと思います。
これまで色々な絵画教室の先生たちの悩みをお聞きしてきました。それぞれ積み上げてきた歴史があります。
この数年、今まで運営してできていたことが困難な事態に陥ることが増え経験値だけでは対応できなくなってきているようです。新しいお稽古ごとの増加親や子どもたちの価値観の変化はもとより自然災害、現在進行している新型コロナウィルスについてもどのような手立てを打ったらいいのか「途方に暮れている」という声も聞きます。
今回の経営相談で4つの項目を取り上げました。
「自身の教室は何を1番大切にしているのか。」「何のために、誰のためにしているのか」ここがはっきりしていたら何かの判断を迫られた時に決断と行動が少しでも早くなるのではないかと考えました。
また、その時どきで順位が入れ替わってもいいのかもしれません。
「今は教室の運営が大事。だからこうしよう。」「この状況では子どもの命と安全が大事。だからこうしよう。」
会員のみなさんは規模に関わらず自営業者なので課題をたくさん抱えていることでしょう。
研究会や茶話会で他の会員の情報を聞いて「そういうやり方があるのか。」と見識を新たにしたり。絵画教室の運営方法には正解はないので何年経っても終わりがない、飽きない仕事です。
パレットさんはその後、経費で抑えられるところの見直しについて、もっさんみいこさんは今後の抱負についてそれぞれ明るい見通しを報告していただきました。
また会を重ねて、お互いにいい方向に進めますように。みなさんの参加をお待ちしています。
<報告>赤座雅子