2012年度 第2回講座 10月28日<報告>

「母の日の似顔絵プレゼント」
~幼児から小学校低学年を対象にした指導~
講師:河瀬かずこ(ヨークカルチャーセンター奈良こどものアトリエ)

絵を描くのが得意な子から苦手な子まで、どのようにすすめたらい
いだろう、といまだ日々の試行錯誤を繰り返しているというベテラ
ン河瀬氏。
今回は母の日のプレゼント似顔絵ということで、色画用紙の色目
や、お母さんを飾る花を染めたり、アイディア一杯の作品を披露。
こんなやり方もあるかも、と参加者会員からのアドバイスも出て、
新たに意欲が湧いた様子。



「子どもに教える簡単デッサン」
~9歳から中学生までを対象とした指導~
講師:磯貝享平(磯貝文子絵画教室)

高校受験、大学受験の生徒を専門に教えている磯貝氏。
従来言われている「よく見て描く」ということにプラスして、認識し、理解して描く、
感じて描くということの必要性を語られた。
実際にアバタのヴィーナスの石膏を持ち込み、受講者がどのような印象を受けたか、
触った感じはどうだったかなど、技術だけでは描けない奥深さまで講義された。
絵画教室の先生で、専科を出られた先生であっても、子どもに教える視点で具体的な
言葉がけを教えてもらい「とても参考になった。」と、感想しきりであった。

「作品を飾ろう!額をつくる」
~ローラーと紙工作~
講師:北田絵里子(絵画造形教室らぴす)



作品ができたら作者は見てもらいたい、飾りたくなる。
厚手の画用紙1枚から額を作る。いつもアイディア満載の北田氏。
磯貝氏の実技で写生したレモンの絵を貼付けて、作品完成!
作品展でも使えそう、とお土産の紙工作。







『体験レッスン』について話しましょう~フリートーキング
コーディネイター・赤座雅子(キッズ・クラフト)

実際に教室の実例を紹介。ホームページからの申し込み、その対応など具体的な話からすすめた。
体験レッスンの有料無料、その考え方も教室によりさまざまであることが分かった。
在籍している生徒を大切にすることは勿論であるが興味や関心をもって体験を受けに来た親子に対して、入会するしないに関わらず、絵画や造形を通して成長するきっかけをアドバイスすることも、絵画教室のひとつの意義かも知れない、と提案した。



東北支援造形プロジェクト(案)
報告・島田時子(あすなろ絵画研究所)

陸前高田に子ども達が制作した作品をプレゼントしようと取り組みを始めている、あすなろ絵画研究所の島田時子氏から報告。
地元の廃材でつくったポストカードなど、今から始められる活動があるのではないか、現状を紹介された。